オウギカズラ

オウギカズラ(扇葛)
シソ科 キランソウ属
学名:Ajuga japonica

山地のやや湿った林下に生えるシソ科の多年草。

名前の由来は、葉の形が扇に似ていて、花が終わるころに葛(クズ)のような走出枝を出す様子から、扇葛(オウギカズラ)と名付けられたようですが、葉の形を扇に見たてたのは、無理がありそうな気がします(;´Д`)


オウギカズラ

2014年5月10日 撮影 – くじゅう
シソ科の花の中では大きめな花をつけるオウギカズラが咲き始めていました♪

オウギカズラ

2014年5月10日 撮影 – くじゅう
葉を扇に見たてて・・・説明しづらいです(;・∀・)

オウギカズラ

2014年5月10日 撮影 – くじゅう
まだまだ蕾はたっぷりだったので、しばらくは楽しませてくれそうでしたよ♪

【撮影カメラ】PENTAX K-30

ユウシュンラン(2014)

ユウシュンラン(祐舜蘭)
ラン科 キンラン属
学名:Cephalanthera erecta var. subaphylla

山地の林内に生えるラン科の半寄生の多年草。
ギンランの変種とされるが、ギンランのように葉を持たないず、退化して鱗片状となるが、まれに小さい葉がつく状態のも見ることができます。 また環境の変化にデリケートなようで、同じ場所で見れたことはあまりない。 初見の2008年の場所では、ほぼ毎年確認しているが、それ以来一度も確認できていないので消滅したと思われる。

和名の由来は、植物学者の工藤祐舜の功績を称えてつけられたもので、花姿とは関連がない名を付けられた、祐舜蘭(ユウシュンラン)なのでした。


ユウシュンラン

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
今年もユウシュンランに逢えました♪
これは開花して顔が見えていた株でした♪

ユウシュンラン

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
今年出逢ったユウシュンランは全く想定していなかった場所だったので、見つけた時はビックリしたんです!

ユウシュンラン

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
まだ蕾の状態でしたが、ふっくらした感じがやっぱりかわいいんです♪

ユウシュンラン

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
おそらくあと数日で花開くとは思うのだけど、なかなか行くところではないので、また来年機会があればですねー。

ユウシュンラン

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
この株はまだ出たばかりで、すこし緑がかっていました。

【撮影カメラ】PENTAX K-30

ジロボウエンゴサク(色違い)

ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)
ケマンソウ科 キケマン属
学名:Corydalis decumbens (Thunb.) Pers.

山地のやや湿性のある林内や林縁に生える多年草。
調べててわかったことですが、よく花のついていない葉がワサワサ茂っている中で花を付けているのと付いていないのをみていたのですが、ジロボウエンゴサクは、種から発芽して1~3年くらいは花が咲かないようです。
4年以上経ってからようやく花を付けるとか・・・
何気に見ているジロボウエンゴサクですが、そんなに年月かけて花を咲かせているんですねー!

和名にある次郎坊は太郎坊(スミレ)に対する方言名で、延胡索は漢名で、この種共通の名称。


ジロボウエンゴサク(色違い)

2014年5月4日 撮影 – 五葉岳
ヤマシャクヤクを撮影してて、何気に目に入ったというか、最初は枯れてると思ってスルーしたのですが、再度見直すと色素が抜けたような淡い色をしたジロボウエンゴサクでした!

ジロボウエンゴサク(色違い)

2014年5月4日 撮影 – 五葉岳
落ち枝に挟まれるかたちで区切られていたのか、ほんとにここだけにこの色のジロボウエンゴサク。

ジロボウエンゴサク(色違い)

2014年5月4日 撮影 – 五葉岳
アングルファインダー持ってなかったので、ローアングルがつらい(;´Д`)

ジロボウエンゴサク(色違い)

2014年5月4日 撮影 – 五葉岳
周辺のまだ幼い葉は同じ色のものでしょう。数年すればこの色のジロボウエンゴサクがいっぱいに?

ジロボウエンゴサク

2014年5月4日 撮影 – 五葉岳
1メートルも離れていない場所なのですが、一般的は色のジロボウエンゴサクがたくさん咲いていたのでした・・・

【撮影カメラ】PENTAX K-30

ヤマシャクヤク

ヤマシャクヤク(山芍薬)
ボタン科 ボタン属
学名:Paeonia japonica

落葉樹林の柔らかい腐葉土質な林下に生える多年草。
花期の春先はまだ落葉樹の葉が茂る前なので、よく日が当たるような場所でよく見られる。

和名の由来は、山地で生え葉などが芍薬(中国原産)に似ていることから山芍薬と名が付けられる。
今年の五葉岳のメーンはこのヤマシャクヤクを見ることでしたが、最初のポイントはまだ蕾がかたく、咲き揃うまであと10日はかかりそうな感じで、次は昼より雲が広がり、曇ってしまったので花が閉じてしまったという残念な結果に終わりました(涙)
でも、ここではくじゅうと違って人目を気にせずのんびり撮影できる環境がよかったのだな♪


ヤマシャクヤク

2014年5月4日 撮影 – 五葉岳
ギリギリ花の中がのぞけるヤマシャクヤクがあってよかった(;´Д`)

ヤマシャクヤク

2014年5月4日 撮影 – 五葉岳
結構、花は大きめで、中には花弁が縮れているのもありました・・・

ヤマシャクヤク

2014年5月4日 撮影 – 五葉岳
撮影した時間は早いのだけど、すっかり陽射しがなくなったため花が閉じちゃって残念(つД`)

ヤマシャクヤク

2014年5月4日 撮影 – 五葉岳
今年は寒気の影響か、昨年より花が遅れ気味のようでした。
蕾はまだまだいっぱい!もっと近ければなぁ・・・

【撮影カメラ】PENTAX K-30

ツクシシャクナゲ

ツクシシャクナゲ(筑紫石楠花)
ツツジ科 ツツジ属
学名:Rhododendron japonoheptamerum var. japonoheptamerum

山地に生えるツツジ科の常緑低木で日本の固有種です。
九州の山地でよく見ることができることから筑紫の名が付く。
くじゅう連山では、黒岳のツクシシャクナゲが有名ですが、今年の花付きがよくて、花もとても美しく特に白水から前岳までのツクシシャクナゲは、たっぷりと時間をかけておなかいっぱ堪能できたのでした。


ツクシシャクナゲ

2014年5月10日 撮影 – くじゅう
木漏れ日に浮かびあがる花弁がとても美しい

ツクシシャクナゲ

2014年5月10日 撮影 – くじゅう
10年ぶりの花付きとのことで、好天に縦走しましたが、ホントに見事な咲きっぷりでしたねー。

ツクシシャクナゲ

2014年5月10日 撮影 – くじゅう
もうとにかく美しくて、きりがないくらい撮りそうでしたが、直接目で見て楽しむも堪能できました♪

ツクシシャクナゲ

2014年5月10日 撮影 – くじゅう
こんなにきれいに咲かせていると植栽?と思ってしまいますが、今冬の豪雪を乗り切って花咲かせているのです!

ツクシシャクナゲ

2014年5月10日 撮影 – くじゅう
何気に切り撮っても傷みなくてとてもいい状態でした♪

ツクシシャクナゲ

2014年5月10日 撮影 – くじゅう
高度を上げると蕾も増えてきたけれど、ちょっと蕾が残るくらいもやっぱり美しい今年のシャクナゲなのでした♪

【撮影カメラ】PENTAX K-30

マルバスミレ(2014)

マルバスミレ(丸葉菫)
スミレ科 スミレ属
学名:Viola keiskei
別名:ケマルバスミレ(毛丸葉菫)

山地の日当たりの良い林内や林縁、また崩れやすそうや斜面などに生える。

和名の由来は、葉が丸っこいことによる。別名の毛は、葉に毛が生えていることからきている。
花色はほとんどは白色ですが、淡紅紫色を帯びたマルバスミレも見かけます。


マルバスミレ

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
5月に入ってるので、まさかマルバスミレに逢えるとは思っていなかったので見つけたときはうれしかった♪

マルバスミレ

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
花色は白色で一般的なマルバスミレ

マルバスミレ

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
生えてるのはやはり崩れやすそうな斜面・・・土は柔らかめなところが好きみたいですね

マルバスミレ

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
今年の草本は寒気の影響か、やや遅めのようなので、5月でもマルバスミレが見れたようです♪

ここで見たマルバスミレは花柄は赤みを帯びていましたが、花色は白でした。
場所でやっぱり違うようですね。

2009年のマルバスミレ

【撮影カメラ】PENTAX K-30

イチリンソウ

イチリンソウ(一輪草)
キンポウゲ科 イチリンソウ属
学名:Anemone nikoensis
別名:ウラベニイチゲ(裏紅一華)

落葉樹の林内や林縁、また田畑の法面などに生えるキンポウゲ科の多年草。
キンポウゲ科なので、イチリンソウも花弁に見えるのは萼片となります。

和名の由来は、ひとつの茎に1輪の花を付けることから、一輪草(イチリンソウ)と名付けられるが、たまに2輪花を付けているのも見かける。
同じイチリンソウ属のニリンソウより花はかなり大きめです。
イチリンソウとニリンソウの区別がつかない人を多く見かけますが、葉が一番の区別のポイントですかねぇ。
イチリンソウの葉は先が尖っている感じになるのが特徴。
別名の裏紅一華は、萼片の裏が紅色を帯びることもあることからきている。


イチリンソウ

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
今年は麓のイチリンソウには逢えなかったけど、林内でちょうど見頃のイチリンソウに出逢うことができました♪

イチリンソウ

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
林内では、たまにポツンと一本だけ咲いているイチリンソウも見かけます。

イチリンソウ

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
半日陰な環境ですが、ニリンソウに比べると日が陰ってもすぐに花が閉じるってことはないのもイチリンソウの特徴かもしれませんね。

イチリンソウ

2014年5月11日 撮影 – くじゅう
別名の裏紅一華の名の通り、萼片の裏が紅色を帯びていました♪

イチリンソウの初見は2003年の男池。
あれから11年経ちますが、場所が違えど毎年出逢えている野草のひとつです♪

【撮影カメラ】PENTAX K-30

クロフネサイシン

クロフネサイシン(黒船細辛)
ウマノスズクサ科 ウスバサイシン属
学名:Asarum dimidiatum F. Maekawa

落葉樹林の林下・林縁や渓流沿いに生える多年草。

和名の由来は、漢方生薬の細辛が、根が細く噛むと辛いことから細辛(サイシン)、この花の舷部が黒いことから黒船を頭に付けて黒船細辛(クロフネサイシン)と名付けられる。


クロフネサイシン

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
葉の下に、地味な花が咲いています。
ウスバサイシンの雄蕊・雌蕊が半減したものがクロフネサイシンらしいです。

クロフネサイシン

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
ウスバサイシンに似ているらしいけれど、クロフネサイシンしか見たことないので区別がわかりません(;・∀・)

初見は祖母山のメンノツラ谷でしたが、くじゅうでも見ることができます。
花が目立たないので、気づきにくいようですが(;・∀・)

【撮影カメラ】PENTAX K-30
【レッドデータブックおおいた】絶滅危惧II類 (Vulnerable, VU)

サクラソウ

サクラソウ(桜草)
サクラソウ科 サクラソウ属
学名:Primula sieboldii E. Morren

火山性高原の湿性の土壌に生える多年草。
野焼き後の、まだ他の草が茂る前に、ピンク色の花を咲かせるため人目に付きやすいが故に、人による採取で消滅した地域もありますが、由布岳の麓のように、柵をして保護されている生育地もあります。
いつまでも残ってほしいですよね。

和名の由来は、サクラに似た花を咲かせることから桜草(サクラソウ)と名付けられ、日本を代表する花のひとつなので、「日本桜草」と呼ばれることもある。


サクラソウ

2014年5月5日 撮影 – 阿蘇外輪
サクラソウの花色は美しいですよねー♪

サクラソウ

2014年5月5日 撮影 – 阿蘇外輪
前夜からの雨で状態が心配でしたが、シャキッとなってくれてました♪

サクラソウ

2014年5月5日 撮影 – 阿蘇外輪
ややピーク過ぎでしたが、たくさんのサクラソウを見れたのでした♪

前夜から一時結構激しい雨が降ったのでサクラソウを見に行ったものの、花の状態が心配でしたが、雨上がりが早かったおかげで、だらけた花はなかったのでよかったです♪
それと、今年は野焼きをしなくなった地域でのサクラソウが残っている場所があったとの報告を聞いたので、来年はそこを藪漕ぎして行ってみようかと。。。(。-‘ω-)

【撮影カメラ】PENTAX K-30
【環境省】準絶滅危惧 (Near Threatened, NT)

チゴユリ

チゴユリ(稚児百合)
ユリ科 チゴユリ属
学名:Disporum smilacinum

落葉樹の林下のやや日当たりの良い場所から半日蔭に生える多年草。

和名の由来は、お稚児さんのように小さくかわいらしいユリの花ということから、稚児百合(チゴユリ)と名付けられる。
ユリ科の花ですが、かなり小さいし、ほとんどが下向きにうつむいて咲いているので気にしていないとスルーしてしまいそうです。


チゴユリ

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
やや斜面で咲いてたチゴユリ・・・
ちょうど開きたてのようで、雄蕊の葯がプックリしています♪

チゴユリ

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
チゴユリを真上から撮影。
花が咲く前は、ホウチャクソウやユキザサと区別がつきにくいです(。-‘ω-)

チゴユリ

2014年5月6日 撮影 – くじゅう
こんな風にまとまって咲いているチゴユリ・・でも、すべて背丈が10cm未満なのでローアングルは無理です(;・∀・)

チゴユリの初見は2003年5月のGW。
ちょっと重いカメラバックをショルダってだったので、かなりゼーゼーだったけれど、小さな小さなチゴユリを見て癒されたことを思い出します。

【撮影カメラ】PENTAX K-30