オキナグサ(2004)花後の姿

オキナグサ(翁草)
キンポウゲ科 オキナグサ属
学名:Pulsatilla cernua (Thunb.) Spreng.

日当たりのよい草地や礫地に生える多年草。

和名の由来:花後に白くて光沢がある長い毛のある果実ができ、その姿を老人の銀髪にみたてたことから、翁草(オキナグサ)と名付けられた。


オキナグサ

2004年4月20日 撮影
すでに花後のオキナグサ…夕陽に照らされ、まさに銀髪な感じでした!

オキナグサ

2004年5月7日 撮影
ほとんどが綿毛となり種は飛んでいってしまってます。左は綿毛、右はあと数日でしょうかね?

4月後半になって、花散策を始めたので、オキナグサに出逢えたときはすでに花後…萼片が残っている個体もあったものの、中はヒゲの準備してました。なので、来年は早いうちに行動しようと考え、とりあえず、今年は最後の状態まで観察することにしたのでした。
花咲くころは背丈が低いのですが、タンポポと同じように花柄(かへい)をぐんぐん伸ばして、種子をより遠くへ飛ばすように背高になるようでした。
綿毛となって、飛んでいった種子が芽吹き花咲かせる確率ってどれくらいなんでしょうねぇ?
花咲かせるまで、発芽から3年とか言われていますしね。

【撮影カメラ】Canon EOS D60

【福岡県レッドデータブック】絶滅危惧IB類(Endangered, EN) – IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの
種の概要:日当たりの良い草原に生える多年草。二次草原や山地稜線草地などに生育する。園芸用の乱獲や草原の遷移のため、個体数が減少している場所が多い。

ホタルカズラ

ホタルカズラ(蛍蔓)
ムラサキ科 ムラサキ属
学名:Buglossoides zollingeri (DC.) Johnston

日当たりの良い山地、草地に生える多年草。

和名の由来は、夜になると花が光るから蛍蔓(ホタルカズラ)と名が付いたようです。


ホタルカズラ

2004年4月20日 撮影

ホタルカズラ

2004年4月20日 撮影

野焼き後の草原を歩いていると、ポツポツと瑠璃色のホタルカズラが目立っていました。
まるで園芸種?と思えるようなきれいな花色で、瞬間好きになったものです♪
このホタルカズラの和名の由来を調べてびっくりしたんですが、いつか夜に見に行けたら。。