オキナグサ(2014)

オキナグサ(翁草)
キンポウゲ科 オキナグサ属
学名:Pulsatilla cernua (Thunb.) Spreng.

日当たりのよい草地や礫地に生える多年草。

和名の由来:花後に白くて光沢がある長い毛のある果実ができ、その姿を老人の銀髪にみたてたことから、翁草(オキナグサ)と名付けられた。


オキナグサ(2014)

2014年4月11日 撮影
日当たりよい場所だったので、半分以上は翁へ移行中でした

オキナグサ(2014)

2014年4月11日 撮影

オキナグサ(2014)

2014年4月11日 撮影
石灰岩の中にオキナグサ

オキナグサ(2014)

2004年に初めて見つけたオキナグサの株…今年もしっかり残ってくれてて安心したのでした

この日は、風が冷たく気温があまりあがらない午前中に、キンポウゲ科のオキナグサはちょっとオネム気味(´・_・`)
それでも、昼頃には気温も上がり開いた株も多数見ることができました♪
今年も観れてよかった♪

【撮影カメラ】PENTAX K-30


【福岡県レッドデータブック】絶滅危惧IB類(Endangered, EN) – IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの
種の概要:日当たりの良い草原に生える多年草。二次草原や山地稜線草地などに生育する。園芸用の乱獲や草原の遷移のため、個体数が減少している場所が多い。

ジンバイソウ

ジンバイソウ(神拝草)
ラン科 ツレサギソウ属
学名:Platathera florenti Franch. et Savat.
別名:ミズモラン(水面蘭)

山地のやや乾いた落葉樹林内に生えるラン科の多年草。

由来:神拝草(ジンバイソウ)の語源不明だが、別名の水面蘭(ミズモラン)は、葉の強い光沢を水面の光の反射に見立てたところから…確かに葉はツヤツヤ光沢があります。


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2013年8月24日 撮影
朝のうちまで雨だったけど、午前中は雨が上がったので今日は開花してるはず!とドンピシャでした♪

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2013年8月24日 撮影
水面ではないけど、玉ボケを水面に見立てて撮影。

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2013年8月3日 撮影
花穂が立ち上がっているのを確認。

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2013年8月12日 撮影
9日後…蕾がだいぶふっくらしているものの開花はまだみたい。

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2013年8月17日 撮影
前回から5日しか経ってないからまだだろうなぁと思ったけど、確認できるときにと撮影。

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2013年8月24日 撮影
ようやく開花です。。曇り空なので森の中は暗い。。

【撮影カメラ】PENTAX K-30

イヨフウロ

イヨフウロ(伊予風露)
フウロソウ科 フウロソウ属
学名:Geranium shikokianum
別名:シコクフウロ(四国風露)

山地の日当たりのよい草地に生える多年草。
ソハヤキ要素の植物のひとつ。

和名の由来は、伊予の国(現在の愛媛県)で多く見られることから、伊予風露(イヨフウロ)と名付けられる。

イヨフウロ

2013年8月18日 撮影 – くじゅう
夏の朝駆けあとは、夜露朝露をたっぷり含んでて、草地を歩くとびしょ濡れになりますが、そんな場所にイヨフウロがたくさん咲いていました。

イヨフウロ

2013年8月18日 撮影 – くじゅう
お盆過ぎるとくじゅうは晩夏…朝は結構冷え込みますが、そんな中でイヨフウロは花開いているようです♪

イヨフウロ

2013年8月18日 撮影 – くじゅう
早朝開くのか、まだまだ雄蕊に葯がいっぱいです♪

イヨフウロ

2013年8月18日 撮影 – くじゅう
朝陽に透ける花弁もきれいでした♪
当然、足元はびしょ濡れでした(;´Д`)

【撮影カメラ】PENTAX K-30

ソハヤキとは漢字で『襲速紀』と書きます。
・ソ:の国(そのくに)⇒九州山地
・ハヤ:吸瀬戸(はやすいせと)⇒四国山地
・キ:伊の国(きいのくに)⇒紀伊山地
の頭文字をとったもの。
ここを中心とする地域で見られる日本固有種の植物がソハヤキ要素の植物で、このイヨフウロもそれにあたります。

シギンカラマツ

シギンカラマツ(紫銀唐松)
キンポウゲ科 カラマツソウ属
学名:Thalictrum actaefolium Siebold et Zucc.

山地の林下に生える多年草。

由来:唐松草(カラマツソウ)全体では、花の姿を唐松(カラマツ)の葉に見立てたことが付いた名であり、紫色の萼片である紫錦唐松(シキンカラマツ)に対して、萼片等が白色であることから白を銀に見立てて紫銀唐松(シギンカラマツ)であると思われる。


シギンカラマツ

2013年8月12日撮影
くじゅう

シギンカラマツ

2013年8月12日撮影
くじゅう
スポット光あたる花を花火のようなイメージで撮影しました

シギンカラマツ

2013年8月12日撮影
くじゅう

【撮影カメラ】PENTAX K-30

ハマボウ

ハマボウ(浜朴/黄槿)
アオイ科 ハイビスカス属
学名:Hibiscus hamabo

ハマボウは朝開き、夕方には閉じる一日花の落葉低木。
浜辺に咲くハイビスカスの仲間。

漢字名から和名の由来は浜に生える朴(ほう)の木からハマホウがハマボウになったとか…
朴の木には見えないけどまぁ・・
黄色の槿(むくげ)のが頷けるけど、黄槿でハマボウとは読めない気がする…


ハマボウ

2013年7月17日 7:58撮影

ハマボウ

2013年7月17日 7:49撮影

ハマボウ

2013年7月17日 7:58撮影

【撮影カメラ】PENTAX K-30

ハルリンドウ

ハルリンドウ(立山竜胆)
リンドウ科 リンドウ属
学名:Gentiana thunbergii

日当たりの良いやや湿った山野や湿地に生える2年草です。

和名の由来:竜胆すべてですが、竜の胆のように苦いことから竜胆(リンドウ)と名がつけられた。
また、春に咲くことから春竜胆(ハルリンドウ)。

竜の胆がなんであるかは知らないですが、薬効となる根っこが苦味成分を含み、なめるとかなり苦いようです。
生薬名:竜胆(リュウタン)


ハルリンドウ

2013年5月25日 撮影 – くじゅう(坊がつる)
快晴の坊がつるに点々と咲いているハルリンドウ。

ハルリンドウ

2013年5月25日 撮影 – くじゅう(坊がつる)
ちょっとシロバナっぽいのもたまに見かけます

ハルリンドウ

2013年5月25日 撮影 – くじゅう(坊がつる)
ヒラタアブが吸蜜に・・受粉お願いしますね♪

【撮影カメラ】PENTAX K-30

ツクシシオガマ

ツクシシオガマ(筑紫塩竈)
ゴマノハグサ科 シオガマギク属
学名:Pedicularis refracta (Maxim.) Maxim.

中部九州の高原に生えるシオガマギクの仲間。
日当たりのよい草地でみれられる一年草。

和名の由来は九州地方のに咲くシオガマギクの仲間ということで筑紫を付けて、筑紫塩竈(ツクシシオガマ)となづけられる。
シオガマギクの由来は、シオガマギク全体に言えることですが、花も美しいが、「葉まで美しい」が、「浜で美しい」・・すなわち塩竈は浜で海水から精製する竈のことで、「浜で美しいのは塩竈」ってことからついたらしい。。。

シオガマギクの初見は、阿蘇外輪(熊本県)でしたが、その後大分県でも見て今回は宮崎県内で見れました。
ふつうに道路脇でしたけど(笑)
ただ、野焼きはしていないけれど、頻繁に草刈りをしている場所だったので生育環境が保たれているようでした。
藪化してしまうと消滅してしまうのかもしれません。

ツクシシオガマ

2013年5月12日 撮影 – 五ケ所
親父岳-祖母山登山の帰りに偶然見つけたツクシシオガマ。

ツクシシオガマ

2013年5月12日 撮影 – 五ケ所
定期的に草刈りをされているとろこだったので、環境があっているようでした。

ツクシシオガマ

2013年5月12日 撮影 – 五ケ所
登山後なので、すでに陽は傾きつつあります。
陽があるうちに撮影できてよかったです♪

【撮影カメラ】PENTAX K-30

ヒメミヤマスミレ

ヒメミヤマスミレ(姫深山菫)
スミレ科 スミレ属
学名:Viola boissieuana Makino
フモトスミレの亜種


ヒメミヤマスミレ

2013年4月29日撮影

ヒメミヤマスミレ

2013年4月29日撮影

【撮影カメラ】PENTAX K-30

チョウジギク

チョウジギク(丁子菊)
キク科 チョウジギク属
学名:Arnica mallotopus
別名:クマギク

山地の湿地に生える多年草。

由来:頭花の形が、香料をとるフトモモ科の丁子(チョウジ)の花に似ているから丁子菊(チョウジギク)と名付けられる。
※丁子=クローブ


チョウジギク

2012年9月13日 撮影
常念岳 一ノ沢コース

チョウジギク

2012年9月13日 撮影
常念岳 一ノ沢コース

チョウジギク

2012年9月13日 撮影
常念岳 一ノ沢コースには群生したチョウジギクが見れました

オオバミゾホオズキ(2012)

オオバミゾホオズキ(大葉溝酸漿)
ゴマノハグサ科 ミゾホオズキ属
学名:Mimulus sessilifolius Maxim.

和名の由来:ミゾホオズキより葉が大きいことからから大葉溝酸漿と名付けられる。
昨年の白馬岳遠征でも水場付近でオオバミゾホオズミを見ることができたんですよね。


オオバミゾホオズキ

2012年9月13日 撮影
常念岳 一ノ沢コース

オオバミゾホオズキ

2012年9月13日 撮影
常念岳 一ノ沢コース

オオバミゾホオズキ

2012年9月13日 撮影
沢の真ん中に咲いてたのですが、増水したら流されそうでした

【撮影カメラ】PENTAX K-30