ハクサンイチゲ

ハクサンイチゲ(白山一華)
キンポウゲ科 イチリンソウ属
学名:Anemone narcissiflora var. nipponica

日本アルプスのお花畑では有名なハクサンイチゲは、高山の草地や岩場に生える多年草です。

和名の由来は、名前からわかるように石川県の白山で見つけられたことによる。一華とは一輪草(イチリンソウ)の仲間であることを指しますが、花は一輪ではなく、群落を形成して咲いてるとほんとにお花畑です。


ハクサンイチゲ

2012年8月4日 撮影 – 燕岳
意識してなかった花を偶然にも見られるととてもニヤけてしまします( • ̀ω•́ )✧

ハクサンイチゲ

2012年8月4日 撮影 – 燕岳
花付きの多いハクサンイチゲ・・・花束ブーケのようです♪

ハクサンイチゲ

2012年8月4日 撮影 – 燕岳
ちょうど一番の見ごろだったようで、すごくラッキーでしたねー♪

ハクサンイチゲ

2012年8月4日 撮影 – 燕岳
標高2,700mの空は凄く青く、ハクサンイチゲの白が映えます♪

ハクサンイチゲ

2012年8月4日 撮影 – 燕岳
ちょっと位置が悪かったけど、バックに燕岳を入れて撮影

【撮影カメラ】PENTAX K-30

タカネヤハズハハコ

タカネヤハズハハコ(高嶺矢筈母子)
キク科 ヤマハハコ属
学名:Anaphalis alpicola
別名:タカネウスユキソウ

高山・亜高山の岩場・礫地に生える多年草。

由来:葉が次第に細くなり、茎に接する姿が「矢筈」に似ることから。
※矢筈…矢の末端の弓の弦(つる)を受ける部分


タカネヤハズハハコ

2012年8月5日撮影 喜作新道

【撮影カメラ】PENTAX K-30

センジュガンピ

センジュガンピ(千手岩菲)
ナデシコ科 センノウ属
学名:Lychnis gracillima
別名:シラネガンピ

深山から亜高山帯の林のふちに生える多年草。

由来:花が岩菲(中国原産のナデシコ科の多年草)に似ており、また花弁が千手観音の手を思わせることからきていることから、千手岩菲と名がついたらしいですが、その千手には日光中禅寺湖の千手ガ浜で最初に発見されたからという諸説もあるようです。


センジュガンピ

2012年8月7日撮影 上高地

センジュガンピ

2012年8月7日撮影 上高地

ヨツバシオガマ

ヨツバシオガマ(四葉塩釜)
ゴマノハグサ科 シオガマギク属
学名:Pedicularis chamissonis var. japonica

亜高山~高山の草地に生える多年草。

由来:シダのような葉が茎の節ごとに4つずつ輪生することから四葉。シオガマは同属のシオガマギクの由来が「浜で美しいのは塩竈」→「葉まで美しい」に掛けて塩竈菊(シオガマギク)と名付けられたことによる。


ヨツバシオガマ

2012年8月5日撮影

ヨツバシオガマ

2012年8月5日撮影

テガタチドリ

テガタチドリ(手形千鳥)
ラン科 テガタチドリ属
学名:Gymnadenia conopsea
別名:チドリソウ

ラン科の多年草。

由来:太い根が手のひら状になっていることから「手形(テガタ)」、花の咲く姿が千鳥の飛翔を連想させることから「千鳥(チドリ)」で手形千鳥(テガタチドリ)と名付けられた。

ハクサンチドリに似ているが、ハクサンチドリは花の先端が尖っているので、見分けが付く。
ノビネチドリも似ているらしいけど、2種とは葉が違うらしい…まだ出逢っていないけど…


テガタチドリ

2011年8月15日撮影 初見は白馬岳でした

テガタチドリ

2012年8月4日撮影 燕岳

テガタチドリ

2012年8月5日撮影 大天井岳 – 左右の白い花はミヤマセンキュウ

ハクサンチドリ

ハクサンチドリ(白山千鳥)
ラン科 ハクサンチドリ属
学名:Orchis aristata

ラン科の多年草。

由来:石川・岐阜両県にまたがる「白山」に多く見られる「白山(ハクサン)」、花の咲く姿が千鳥の飛翔を連想させることから「千鳥(チドリ)」で白山千鳥(ハクサンチドリ)と名付けられた。


ハクサンチドリ

2012年8月4日撮影

ハクサンチドリ

2012年8月4日撮影

クモマスミレ

クモマスミレ(雲間菫)
スミレ科 スミレ属
学名:Viola crassa ssp. alpicola

日本でもっとも高所に生えるスミレ。
クモマスミレの葉は無毛で光沢がある。
雲がかかる高山に生えるという意味で、よく雲間の名前が使われる。

白馬岳で見たキバナノコマノツメと花は似ていたけど葉がテカテカしてて反射するくらい光沢があったので、クモマスミレであると区別ができました♪

クモマスミレ

2012年8月3日 撮影 – 燕岳
ここに来るまでにすでに花が終わったクモマスミレを見ていて、もっと早い時期じゃなとだなぁ・・・と思ってたらまだ咲いているのを発見( • ̀ω•́ )✧

クモマスミレ

2012年8月3日 撮影 – 燕岳
ほんとに最後の花のようで、ほとんどが結実していました。

クモマスミレ

2012年8月3日 撮影 – 燕岳
すでに蕾のものはなく、ほんとに最後のクモマスミレ♪

クモマスミレ

2012年8月3日 撮影 – 燕岳
葉は無毛で光沢があるクモマスミレ。
ここは間違いなく冬は雪と氷に閉ざされるけれど、また来年はさらに大きくなっていることでしょう♪

クモマスミレ

2012年8月3日 撮影 – 燕岳
最初に見つけたクモマスミレの株・・・花は終わり種も落としたあとですが、多年草なので、また来年ここで咲かせることでしょう。

【撮影カメラ】PENTAX K-30

イチヤクソウ

イチヤクソウ(一薬草)
イチヤクソウ科 イチヤクソウ属
学名:Pyrola japonica Klenze
生薬名:鹿蹄草(ロクテイソウ)

山地に生える常緑の多年草。

和名の由来は全草薬草(特に葉を乾燥させて用いる)となることから一薬草(イチヤクソウ)と名付けられる。


イチヤクソウ

2012年6月23日 撮影
花期は梅雨時期です!なので、カメラが防滴仕様であるもののレンズが違うのでタオルを巻き巻きして撮影( ˘・з・)
花は下向きに咲かせるのでローアングルもつらく(;´Д`)

イチヤクソウ

2012年6月23日 撮影
森の奥にイチヤクソウの花が咲いています。

イチヤクソウ

2012年6月23日 撮影
上から撮って萼片。

イチヤクソウ

2012年6月23日 撮影
まだ蕾の状態の個体もありましたが、この年は凄い大雨になった梅雨でした(;´Д`)

【撮影カメラ】PENTAX K-30

ミズタビラコ

ミズタビラコ(水田平子)
ムラサキ科 キュウリグサ属
学名:Trigonotis brevipes

山地の水辺に生える多年草。

和名の由来は、胡瓜草(キュウリグサ)の別名を田平子(タビラコ)といい、水辺に咲くタビラコの意味から水田平子(ミズタビラコ)と名が付く。

ミズタビラコ

2012年6月14日 撮影 – 英彦山
一目でミズタビラコだ!とわかった♪
見たくて意外に見れてなくて初見でした♪

ミズタビラコ

2012年6月14日 撮影 – 英彦山
まだまだ咲き始め・・・このあと本格的に梅雨入りしてこれっきりでした(´・_・`)

【撮影カメラ】PENTAX K-30

ミゾホオズキ

ミゾホオズキ(溝酸漿)
ゴマノハグサ科 ミゾホオズキ属
学名:Mimulus nepalensis Benth. var. japonicus Miq.

和名の由来:水が染み出すような場所に生え、果実がホオズキのようであるところから、ミゾホオズキ(溝酸漿)と名がついたようですが、果実はホオズキのように紅くはならないらしい・・


ミゾホオズキ

2012年6月14日 撮影 – 英彦山

ミゾホオズキ

2012年6月14日 撮影 – 英彦山
岩場のところに咲いていたので、草丈はかなり低いのですが、オオバミゾホオズミとの違いである葉に柄がある