ヒナスミレ

ヒナスミレ(雛菫)
スミレ科 スミレ属
学名:Viola tokubuchiana var. takedana
別名:アラゲスミレ

山地の林内や林縁に生え、春の早い時期に咲き始めるスミレのひとつです。

和名の由来は、弱々しく愛らしい花を付けることから雛菫(ヒナスミレ)と名付けられていますが、厳しい冬を乗り切り、早春に落ち葉をかき分けて、いち早く花を咲かせるヒナスミレは力強さを感じてしまいます。

ヒナスミレ

2008年4月13日 撮影 – くじゅう
上下重なるように咲いていたヒナスミレ♪

ヒナスミレ

2008年4月12日 撮影 – くじゅう
仲良く3輪咲いていたヒナスミレ♪
株は小さいのに花付きはいいですね♪

ヒナスミレ

2008年4月12日 撮影 – くじゅう
ここの環境はよほどいいのかたくさんのヒナスミレを見れました♪

ヒナスミレ

2008年4月12日 撮影 – くじゅう
ヒナスミレの雌蕊はカマキリ頭柱形状をしています

ヒナスミレ

2008年4月13日 撮影 – くじゅう
落ち葉より小さなヒナスミレ・・・その大きな落ち葉をかき分けていました

ヒナスミレ

2008年4月12日 撮影 – くじゅう
ヒナスミレはこういった斜面でもよく見られます

くじゅうでも別の場所ではすでに花は終わっていましたが、気温が低めの場所ではまさに今がピークのヒナスミレでした♪

【撮影カメラ】Canon EOS 20D

アカフタチツボスミレ

アカフタチツボスミレ(赤斑立坪菫)
スミレ科 スミレ属
学名:Viola grypoceras f. variegata Nakai

タチツボスミレの葉脈に沿って紅紫色の斑が入るタイプを赤斑立坪菫(アカフタチツボスミレ)と呼ぶ。

マルバスミレに紛れて咲いていたタチツボスミレですが、葉の葉脈が赤かったので、完全とは言えないかもしれないけど、赤斑にてアップします。

アカフタチツボスミレ

2009年3月29日 撮影 – くじゅう
マルバスミレの群落にタチツボスミレ・・・よく見ると葉が赤斑な!

アカフタチツボスミレ

2009年3月29日 撮影 – くじゅう
しかしマルバスミレの勢力が強くて、葉がよく見えるポイントがありませんでした(つω;`)
また、完全なる赤斑との出逢いに期待です( • ̀ω•́ )✧

【撮影カメラ】PENTAX K20D

ガガイモ

ガガイモ(蘿藦)
ガガイモ科 ガガイモ属
学名:Metaplexis japonica

日当たりのよい野原などに生える蔓性の多年草。

和名の由来は、葉が蘿(ガガ=スッポン)に似ていることから、蘿藦(ガガイモ)と名付けられる。

ガガイモ

2005年8月16日 撮影 – 平尾台
毛むくじゃらなガガイモの花ですが、淡いピンク色をしています

ガガイモ

2005年8月16日 撮影 – 平尾台
中にはほぼ白い花もあります

ガガイモ

2005年8月16日 撮影 – 平尾台
葉をスッポンに見たててガガイモ・・・スッポンくらい大きいってことですかねぇ?(;・∀・)

【撮影カメラ】Canon EOS 20D

ヤツシロソウ

ヤツシロソウ(八代草)
キキョウ科 ホタルブクロ属
学名:Campanula glomerata var. dahurica

大陸系遺存植物のひとつである多年草。
和名の由来は、自生地の熊本県八代市にちなんで八代草(ヤツシロソウ)と名付けられた。

ヤツシロソウ

2006年8月12日 撮影 – 阿蘇外輪
藪漕ぎをしていたら、偶然の出逢い。
まだまだ小さな株でしたが、しっかりを花を咲かせていました♪

ヤツシロソウ

2006年8月12日 撮影 – 阿蘇外輪
ひとつめを見つけて、その周囲を探すとやはりあります。
これから種がこぼれたんですかねー。
いつもまでも残っていてほしいものです。

【撮影カメラ】Canon EOS 20D

タチフウロ

タチフウロ(立風露)
フウロソウ科 フウロソウ属
学名:Geranium krameri

山地の日当たりのよい草地に生える多年草。
高さは周囲に合わせて変化があるようで、カヤの茂った中では1mくらいの草丈がありました。

和名の由来は、茎が長くて立ち上がっている姿から、立風露(タチフウロ)と名付けられる。

タチフウロ

2006年8月12日 撮影 – 阿蘇外輪
暑い日差しの中、草原を歩き回るとタチフウロに出逢えました♪

タチフウロ

2006年8月12日 撮影 – 阿蘇外輪
周囲の草丈に合わせて1mくらいあります。
受粉後は雄蕊の葯が落ちちゃうのはイヨフウロとかと同じみたいです

タチフウロ

2006年8月12日 撮影 – 阿蘇外輪
背高なので、ローアングルの撮影も楽々・・・
ではなく、100mmマクロレンジでは望遠過ぎました(^-^;

タチフウロ変異種

2006年8月12日 撮影 – 阿蘇外輪
葉っぱは同じでも、花弁がふつうの丸っこいのとちがい、切れこみが入っているのを見つけました。

タチフウロ変異種

2006年8月12日 撮影 – 阿蘇外輪
これ一輪だけしか咲いていなかったけど、きれいに五角形だなぁと・・

タチフウロ変異種

2006年8月12日 撮影 – 阿蘇外輪
同じようにローアングル撮影。
萼片も同じですね。

【撮影カメラ】Canon EOS 20D

シロバナクサフジ

シロバナクサフジ(白花草藤)
マメ科 ソラマメ属
学名:Vicia cracca f. albida

日当たりのよい山地の林縁や草地に生える蔓性の多年草。

和名の由来は、花姿が藤に似ているから草藤(クサフジ)と名付けられる。
本種はクサフジの白花であることから白花草藤(シロバナクサフジ)と呼ばれる。

シロバナクサフジ

2006年8月12日 撮影 – くじゅう
梅雨明けからクサフジの花をいっぱ見て、もうおなか一杯って感じだったのですが、
その中で白花を偶然見つけたときは目を疑いました(笑)

シロバナクサフジ

2006年8月12日 撮影 – くじゅう
クサフジの白花品ってだけで、花は一緒ですねー♪

シロバナクサフジ

2006年8月12日 撮影 – くじゅう
真っ白なクサフジの花は、雰囲気が違ってひとめぼれでした(^ω^)

【撮影カメラ】Canon EOS 20D

クサフジ

クサフジ(草藤)
マメ科 ソラマメ属
学名:Vicia cracca

日当たりのよい山地の林縁や草地に生える蔓性の多年草。

和名の由来は、花姿が藤に似ているから草藤(クサフジ)と名付けられる。
が、藤の花は花序が下向きにぶら下がって咲くけれど、クサフジは上向きなので、ちょっと違和感が(笑)

クサフジ

2006年7月17日 撮影 – くじゅう
梅雨明けた盛夏、
辺り一面覆い尽くすように咲いているクサフジです。

クサフジ

2006年7月17日 撮影 – くじゅう
マメ科の花って感じですねー。

クサフジ

2006年8月12日 撮影 – くじゅう
クサフジの花期は長い・・・場所によってはお盆過ぎても見ることができます

【撮影カメラ】Canon EOS 20D

シモツケソウ

シモツケソウ(下野草)
バラ科 シモツケソウ属
学名:Filipendula multijuga

日当たりのよい山地に生える多年草。

和名の由来は、花が木本のシモツケに似ることから、下野草(シモツケソウ)と名付けられる。

シモツケソウ

2006年8月5日 撮影 – くじゅう
色鮮やかなシモツケソウが夏の朝の光に輝いています

シモツケソウ

2006年8月5日 撮影 – くじゅう
まだ咲き始めたばかりのシモツケソウですが、くじゅうで見られる場所は意外に少ないようです。

【撮影カメラ】Canon EOS 20D

ノリウツギ

ノリウツギ(糊空木)
ユキノシタ科 アジサイ属
学名:Hydrangea paniculata

和名の由来は樹皮が粘液を含み、和紙を漉く糊として使用されていたため糊空木(ノリウツギ)と名付けられた。
くじゅうでは至る所で見られる落葉低木~小高木。
花期は7月の梅雨明けから8月のお盆くらいまでが見頃。

ノリウツギと久住山

2006年8月5日 撮影 – くじゅう
ガス間から見える久住山をバックにノリウツギが見ごろを迎えています


【撮影カメラ】Canon EOS 20D

ノリウツギとくじゅうがえる

2006年8月5日 撮影 – くじゅう
バックにくじゅうがえるを配して、
すこし赤みのあるノリウツギと。


【撮影カメラ】PENTAX *ist DL2

オオバノトンボソウ

オオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草)
ラン科 ツレサギソウ属
学名:Platanthera minor
別名:ノヤマトンボ

ラン科の多年草。

和名の由来は、花の姿がトンボのようであり、トンボソウより葉が大きいことから大葉の蜻蛉草(オオバノトンボソウ)と名付けられる。
これをトンボに見たてるとは・・・(。-`ω-)


オオバノトンボソウ

2006年7月17日 撮影 – くじゅう
山を歩いていると、偶然の出逢いはよくあります♪
初見のオオバノトンボソウでした♪

オオバノトンボソウ

2006年7月17日 撮影 – くじゅう
この花をトンボに見たてる・・・見えますかぁ?

オオバノトンボソウ

2006年7月17日 撮影 – くじゅう
右下にヤマサギソウが並んで咲いていますが、背丈がかなり違うのがわかりますね。

オオバノトンボソウ

2006年7月17日 撮影 – くじゅう
下部の葉は周囲の草に埋もれて、ちょっと枯れていました

【撮影カメラ】Canon EOS 20D