コケイラン(伯耆大山編)

コケイラン(小蕙蘭)
ラン科 コケイラン属
学名:Oreorchis patens
別名:ササエビネ(笹海老根)

山地のやや湿った場所に生えるラン科の多年草。

和名の由来は、蕙(ケイ)は観賞用の紫蘭(シラン)を指し、その葉と似ていることから小さい蕙蘭(ケイラン)の意で、小蕙蘭(コケイラン)と名付けられる。
別名はエビネに比べて、葉が細く長いところから笹海老根(ササエビネ)と。

大山での最終日。偶然、コケイランに出逢えましたが、何かが違う・・・と、よく見ると唇弁が真っ白。
そう無地だったんです。くじゅうで見るコケイランは、唇弁に模様があり、蕊の部分も色がついてるけれど、花冠自体が淡い感じの色合いでしたねー。
地元の野草に詳しい、Nさんに尋ねたところ、大山ではこれが一般的なコケイランなのだそうです。
生育環境によるものなんでしょうねぇ。


コケイラン

2014年6月2日 撮影 – 大山
光の加減で周囲と同化してしまうようなコケイランを発見!

コケイラン

2014年6月2日 撮影 – 大山
いつも見るコケイランと何かが違う??
と、よく観察すると、花序に模様(斑)がまったくないんです!

コケイラン

2014年6月2日 撮影 – 大山
見れば見るほど淡い感じのコケイラン・・・
しばし虫に集られるのにも気にならないくらい観察してました(。-`ω-)

コケイラン

2014年6月2日 撮影 – 大山
上からみても、ほぼ斑なし。

コケイラン

2014年6月2日 撮影 – 大山
繁った森の中では、光射さないと、融け込むようなコケイランでした。

【撮影カメラ】PENTAX K-30