ゲンカイイワレンゲ

ゲンカイイワレンゲ(玄海岩蓮華)
ベンケイソウ科 イワレンゲ属
学名:Orostachys malacophylla var. malacophylla

海岸の岩場や礫地に生える、多肉な多年草。

和名の由来:岩蓮華(イワレンゲ)の名は、岩上にあり葉の重なり具合が蓮華(ハス)の花に見立てたことから。玄海は生育する地域にちなんでつけられたようです。


ゲンカイイワレンゲ

探したらこの一株だけ、普通に撮影できそうな岩場に咲いていました。

ゲンカイイワレンゲ

花の開きたてはぷっくりした赤い葯が特徴的でした。

ゲンカイイワレンゲ

花後、結実すると赤くなるんですね。

ゲンカイイワレンゲ

望遠でようやく撮影可能なゲンカイイワレンゲ

ゲンカイイワレンゲ

手の届かない場所だからたくさん残っている気がします

2005年12月3日撮影
このゲンカイイワレンゲの撮影には数週間にかけて現地確認して、この日の撮影となっています。
海辺であるため、潮も関係してくるので、干潮の時間を狙って行動。
最初に確認に行った場所は途中崩落のため断念。
次に確認に行った場所は大潮でかつ、最大に潮がひいた時でないと渡れそうにない岩場…
まー、普通に磯長靴履いてくらいの装備では限界があります(;・∀・)
で、なんとか撮影可能な場所はクライミング技術がなければ無理そうな切り立った断崖(;´Д`)
まぁ、400mm望遠があるのでその点は望遠で撮影できたけれど、やっぱり近くで観れないかなぁと、海岸を散策すると、1株だけポツネンと仲間から外れた場所に生えているのを発見!
そのおかげでじっくりを観察できることができました♪


【福岡県レッドデータブック】絶滅危惧IB類(Endangered, EN) – IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの
種の概要:海岸の岩礫地に生育する1回結実性の多年草。基岩の崩落の進行に伴い個体数が減少している。