シコクスミレ(四国菫)
スミレ科 スミレ属
学名:Viola shikokiana Makino
別名:ハコネスミレ(箱根菫)
ブナ林の林床によく見られるが、冷温帯林の林床でも見ることのできる多年草。
シコクスミレはソハヤキ要素の植物のひとつ。
和名の由来は、四国で最初に発見されたことにより、四国菫(シコクスミレ)と名付けられる。
ま、単純に牧野先生が高知県出身だからと思われますが・・・
シコクスミレの初見は祖母山・・それから毎年のように見ていましたが、大体ブナが生育するような林床下でみていたので、まさか福智山で見れるとは思ってもいなかったんですね。(2012年偶然福智山で発見!)
でも、よく調べると、冷涼で湿った場所であれば、照葉樹林や植樹帯でも観ることができるってことがわかり、さらに「福岡県レッドデータブック」にも、福智山とはっきり記載されていました(;・∀・)
今年は、おととし見つけた場所ではもちろん、別の場所でもシコクスミレの生育を確認できたのでした♪
ま、葉っぱだけで確認なので、スミレに詳しくないとわかんないかも(笑)
【撮影カメラ】PENTAX K-30
ソハヤキとは漢字で『襲速紀』と書きます。
・ソ:襲の国(そのくに)⇒九州山地
・ハヤ:速吸瀬戸(はやすいせと)⇒四国山地
・キ:紀伊の国(きいのくに)⇒紀伊山地
の頭文字をとったもの。
ここを中心とする地域で見られる日本固有種の植物がソハヤキ要素の植物で、このシコクスミレもそれにあたります。
【福岡県レッドデータブック】絶滅危惧II類
北九州国定公園並びに、耶馬日田英彦山国定公園指定植物
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